日本ALS協会埼玉支部総会に出席

写真は篠沢秀夫・学習院大学名誉教授と礼子夫人
写真は篠沢秀夫・学習院大学名誉教授と礼子夫人

 6月18日、第10回日本ALS協会埼玉支部総会が大宮ソニックシティで開催されました。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、身体を動かすための神経系が変性する病気で、経細胞あるいは神経細胞から出て来る神経線維が徐々に壊れていってしまい、筋肉がだんだん縮み、力がなくなります。今のところ原因が分かっていないため、有効な治療法がほとんどない疾患と考えられています。

 総会では、テレビでお馴染みの学習院大学名誉教授の篠沢秀夫先生の記念講演が行われました。篠沢教授も同じ病気に罹りながら、前向きに療養生活を送られています。「今の姿を楽しむ 古代の心」と題した御講演は、奥様の篠沢礼子様が代読される形で行われ、会場は感動に包まれました。

 日本ALS協会は1986年に、その前身である「ALSと共に闘い、歩む会」として、ALS患者と家族を中心に、遺族・専門医・医療関係者や一般有志が集まり設立されました。ALS患者の療養生活の向上と治療法の確立を目的とした非営利の組織です。常日頃から、患者の皆さまのサポートを行い、治療法の研究など、難病に立ち向かう協会関係者のご努力に心より敬意を表します。