原発事故被災者の避難所を視察・県知事に要望

双葉町の井戸川克隆町長らと懇談
双葉町の井戸川克隆町長らと懇談

 公明党埼玉県議団として、東京電力福島第1原子力発電所の事故により、福島県双葉町の町民の皆さんが集団避難されている埼玉県加須市の旧県立騎西高校を訪問しました。双葉町の井戸川克隆町長らと懇談し、避難所生活に関わる要望などを聞きました。席上、井戸川町長は、これからの暑さ対策や食事方式、職員の負担軽減など、現状の問題点や今後の課題について説明されました。意見交換後、党県議団は、井上一芳副町長の案内で避難所内を視察し、町民や保健師の皆さまから直接、お話を伺いました。

上田清司知事に対して要望書を手渡す
上田清司知事に対して要望書を手渡す

その後、党県議団は視察を踏まえ、同日午後、県庁内で上田清司知事に対して「旧騎西高校避難所の支援に対する要望書」を手渡しました。

 要望書の内容は、概要以下の通りです。

 (1)夏場を控え入浴施設、特にシャワー施設の早期増設(現在6基)

 (2)洗濯機の増設(現在15台)

 (3)エアコンや網戸の設置

 (4)農業を含めた就業支援の充実

 (5)県や県内市町の行政職員の応援の検討−など。